AIX&TERRA : プロヴァンス名物が揃う食料品店

 

AIX&TERRA

住所 : 32 rue de Vauvenargues, 13100 Aix en Provence

アクセス : リシュルム広場(Place Richelme)と市庁舎前広場(Place de l’hôtel de Ville)の間、エクス・アン・プロヴァンスの旧市街の真ん中に位置しています。パリからエクス・アン・プロヴァンスを訪れる場合、Gare de Lyon駅からおよそ3時間でAix-en-Provence TGV駅へ。TGVの駅から市の中心部まではシャトルバスが出ています(20分毎、4€)。

営業時間 : 火-土曜 10:00 - 13:30, 15:00 - 19:00 (土曜日の午後は14:30から)

価格帯 : 4-20€ 程度

 

INTRO

晴れた青空にラベンダー畑、そして素晴らしい料理で有名なプロヴァンス。ちなみにプロヴァンス料理はヨーロッパでも最もヘルシーな料理のひとつなんですよ。オリーブオイル、ハーブ(タイム、ローズマリー、バジル…)、そしてラタトゥイユに代表されるように、茄子やズッキーニ、パプリカなどを多く使用することが、地中海料理の中に属するプロヴァンス料理の特徴です。

 

そこで今回皆さまにご紹介したいのは、オリーブオイルやコンフィチュール、蜂蜜などのプロヴァンス名物が揃う食料品店、Aix&Terra(エクス・エ・テラ)。ここへ来れば、プロヴァンスの美味しい思い出を、ご家族やご友人へ(もちろんご自分にも!)持ち帰ることができますよ。

 

お店があるのはエクス・アン・プロヴァンスの歴史的な街並みが残るヴォヴナルグ通り(Rue Vauvenargues)。この通りはリシュルム広場と市庁舎前広場を繋いでいます。リシュルム広場では毎朝市場が開かれているので、お店に行く前にぜひ訪れてみてくださいね。

 

エクス・エ・テラで売られている商品の大半はもちろん、地元の材料を使って作られたプロヴァンス産のもの。しかし値段はお手頃で、価格帯はおよそ5~20€に位置します。

さらに、O'bon Parisのクーポンを使うと、これらが10%オフでお買い求めいただけますので、ぜひご活用くださいね。

 

WHAT TO BUY

商品のバラエティはとても豊富なので、欲しいものがきっと見つかるはず。お店の人のアドバイスをもらいながら、色々試食してお気に入りを決めるのも良いアイデアです。ここからは、いくつかのおすすめ商品をご紹介したいと思います。

 

Huile d'Olive オリーブオイル

地中海料理の最大の特徴とも言えるオリーブオイル。お店にはたくさんの種類があって、レモンやガーリック、フェンネルなどのフレーバーが付いたものもあります。中でも人気なのは、プロヴァンスらしく黒トリュフの香りが付いたオリーブオイルだそう。

 

Confitures コンフィチュール

朝ご飯としてバゲットにバターと一緒に塗って食べたり、デザートとしてヨーグルトに混ぜて食べたりする、フランスの食卓の定番とも言えるコンフィチュール。エクス・エ・テラではオリーブとりんごや、アプリコットとカリソンなど、プロヴァンスらしいフレーバーのコンフィチュールが見つかります。試した中で私たちが気に入ったのは、イチジクとローズマリー、レモンとラズベリー、そしてチョコレートとマロングラッセでした。

 

Apéro provençal プロヴァンス風アペタイザー

夏の間、またはパーティーなどの特別な機会があると、夕食の前にちょっとしたおつまみと一緒に食前酒を飲む「アペロ(Apéro)」という習慣がフランスでは一般的。お店にはトーストしたパンにのせて食べられるようなペーストが豊富に揃います。その中でも特におすすめしたいのは、プロヴァンスで生まれたタプナード(Tapenade)と呼ばれる、細かく刻んだオリーブにケッパーやアンチョビ、プロヴァンスのハーブなどを混ぜたペースト。パンにのせて、ロゼワインと一緒に食べるのは幸せのひと時。

 

Sel de Camargue et Truffe noire 黒トリュフ入りのカマルグの塩

もしトリュフがお好きなら、カマルグでとれる粒の荒い塩にトリュフが混ざったこちらの商品をお土産として持ち帰るのがおすすめ。切ったトマトにオリーブオイルをかけて、このトリュフ塩を一振りするだけで数段おいしく食べられます。

 

O’BON PARIS’ NOTE

このお店の商品はピクニックに持っていくのにもぴったり!エクス・エ・テラのタプナードや茄子のキャビア(茄子を刻んで作るペースト)と一緒に、パン屋さんでバゲット、カーヴでワインを買って、思い切りフランスらしいピクニックを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 


文、写真 : Vincent Sacau

訳 : Rei Nishiyama