パリには大小さまざまな地元のマルシェがたくさんあります。マルシェは、地元の人々の最もリアルで伝統的なライフスタイルを感じられる場所。また、パリジャンの生活の美学を垣間見ることもできます。よく食べて、よく生きること、これこそがパリジャンたちの魅力の理由。マルシェを通じて、フランス人の生活のあらゆる側面にロマンスが浸透しているのを感じることができます。この雰囲気をより深く味わいたいなら、ぜひ晴れた日に地元の市場に行ってみてくださいね。
パリの市場を訪れたら、ためらわずに地元の人々と会話してみましょう。生鮮市場、オーガニック市場、その他の市場のいずれであっても、地元の市場を探索することは、パリジャンの日常生活を形作る文化や食習慣を発見する絶好の機会です。
マルシェの販売スタッフや地元の人々は、食材の食べ方やおすすめのレシピを教えてくれたり、貴重なヒントを教えてくれたりします。地元の市場コミュニティと関わることで、経験が豊かになり、パリを暮らすように旅することができます。
ほとんどのマルシェのお店ではカード払いが可能ですが、一部のお店や買い物金額が小さすぎる場合は、クレジットカードでの支払いができない場合があります。したがって、少なくとも5~10ユーロくらいは現金で持てとくと安心です。
また、商品を勝手に手で取らないようにしましょう。上の写真のように、お客さんが商品に触るのを禁止しているお店も中にはあります。まずはお店のスタッフに挨拶をして、購入したい商品を伝えてからお店の人に取ってもらいましょう。もしくは、お店の人から触っていいと言われた場合にのみ自分で商品を取るようにすると安心です。これは、製品とそれを販売する人々に対する敬意の表れであり、また盗もうとしていると思われないための大事な鍵でもあります。お店の人のためにも、自分のためにも、このルールは守るようにしましょう。
最後に、特に土日のマルシェは混み合うこともあります。マルシェに限ったことではありませんが、フランスでは混み合うとスリにも合いやすくなるので、自分の持ち物に注意しましょう。貴重品を見せないようにして、バッグを身体の前に持つように気を付けてください。
パリの中心部にあるバスティーユのマルシェは人気マルシェの一つ。手頃な価格と、果物や野菜から魚、ハム、チーズ、地元の特産品の屋台まで、幅広い露店が並びます。また、ストール、バッグ、衣料品など、探しているものはほぼすべて見つかります。 特に、土曜にはクリエイターマルシェとして、アンティーク品やインテリアなど、ここでしか見つけられない素敵なアイテムもそろうので要チェックです。
住所 : Boulevard Richard Lenoir, 75011 Paris
営業時間 : 木 7:00-13:30, 土 7:00-14:30
サックス・ブルトゥイユは、エッフェル塔の素晴らしい景色を眺めながらお買い物できるマルシェ。オーガニック(Bio)または持続可能な農業で作られた野菜や果物、生鮮食品、衣服などが揃っています。パリ7区というエレガントな土地柄もあってか、レストランで見るような珍しい種類の野菜や果物、ハーブ、キノコなどが揃うのもこのマルシェの魅力。
住所 : Avenue de saxe, 75007 Paris
営業時間 : 木 7:00-13:30, 土 7:00-14:30
1921年以来、モンジュ広場の噴水の周りに約40の屋台が週に3日オープンしています。ここは新鮮な食材だけでなく、美味しいお惣菜のスタンドが多いのが特徴的。レバノン料理のサンドイッチや、北アフリカ料理のクスクスなど、世界中の料理をリーズナブルな価格で楽しめます。お昼時にはパリ5区の周辺の学生や社会人がランチを求めて賑わう活気あるマルシェです。
マルシェでお買い物の際は、手頃な価格のコスメで有名なモンジュ パラファーマシーに立ち寄るのがおすすめ。ここではO'Bon Parisクーポンで割引を受けることができます。クーポンの無料ダウンロードはこちらから。
住所 : Place Monge, 75005 Paris
営業時間 : 水、金 7:00-13:30, 日 7:00-14:30
1920年に設立されたマルシェ ラスパイユは、パリで最も人気のある市場の1つ。他のマルシェと比べてもとてもバラエティ豊かな品ぞろえを誇ります。フランスの商品を売るスタンドだけでなく、アジア、ポルトガル、イタリアの特産品などを販売するスタンドも並んでいます。特に日曜日の朝は100%オーガニックのマルシェがオープンし、約40のお店がさまざまなオーガニック商品を販売しています。オーガニックワインから手作り石鹸、スタイリッシュな帽子まで、マルシェ ラスパイユは、サステナブルなパリ土産を見つけるのにもぴったりです。
住所 : Boulevard raspail, 75006 Paris (Rue du Cherche-Midi と Rue de Rennesの間)
営業時間 : 火、金 7:00-14:30 (普通のマルシェ), 日 9:00-15:00 (オーガニックのマルシェ)
BOBOが集まるお洒落なパリ17区のバティニョールには、穏やかでフレンドリーな雰囲気のオーガニックマーケットがあります。20年以上にわたり、この人気の市場では毎週土曜日に100%オーガニック農産物の商品が揃います。果物、野菜、花、オリーブオイル石鹸、チーズ、ジャム、スーパーフード、サルデーニャ産のオーガニック惣菜などを生産者から直接仕入れており、楽しむことができます。
住所 : 34 boulevard des Batignolles, 75017 Paris
営業時間 : 土 7:30-14:30
ヴァンヴの蚤の市は、パリ最大のフリーマーケットの1つです。メトロ13号線のポルト ド ヴァンヴ駅からわずか1分の場所にあるこのマーケットは、毎週末 (土曜日と日曜日)にオープンしています。ここは主に骨董品市場ですが、アンティークやビンテージ品、古着、その他の中古品も揃っています。古い銀製品、ポスター、より手頃な価格のアイテムなど、小さくて梱包可能なものが多い印象です。
住所 : Avenue Georges Lafenestre, 75014 Paris
営業時間 : 土 7:30-14:00, 日 7:30-19:30
毎年500万人以上の来場者が集まるパリ最大の蚤の市。週末には、家具、アンティーク、衣類を見つけることができます。また、お洒落なカフェ、レストランなど、お買い物の途中に休憩出来る場所も蚤の市の近くにあります。
住所 : 110 Rue des Rosiers, 93400 Saint-Ouen-sur-Seine
営業時間 : 土日 10:00-17:00, 月 11:00-17:00
「花の都」として知られているパリ。パリジャンは花が大好きで、バルコニーに色とりどりの花が飾られているのを街中でもよく見かけます。ノートルダム大聖堂の近くにあるこのフラワーマーケットは、パリで最も有名な花市場です。美しくて素敵な鉢植えを買って、窓辺に飾ることができます。花や植物以外にも、じょうろ、植木鉢、エオリアンベルなどのさまざまなガーデニングの道具も見つかります。
住所 : 37 Place Louis Lépine, 75004 Paris
営業時間 : 月-日 8:00-19:30
シャンゼリゼ通りの始まりにはパリの伝統的な切手マーケットがあります。ここでは切手だけでなく、古いポストカードも一緒に売られています。それぞれのスタンドのオーナーが豊富なコレクションを持っていて、オーナーによってはフランスだけでなく様々な国の切手を集めている人もいます。どの国のものが良いかなどを伝えると、沢山のコレクションの中から好みのものを出してくれるので聞いてみましょう。 手書きの古いポストカードからは、書き手の思いや雰囲気が伝わってきて、想像するだけでもとてもロマンティック。これらの貴重な思い出たちはお店のオーナーによって大切に守られています。
住所 : Avenue de Marigny, 75008 Paris
営業時間 : 火, 土, 日 8:00-19:30
マルシェ・デ・ザンファン・ルージュのあるこの場所は、元々孤児院として使われ、その後マルシェへと変貌を遂げました。ここは400年以上もの長い歴史がある場所です。このマルシェは観光客にも人気のマレ地区に位置していることから、パリで最も人気のマルシェとして知られています。日本のお祭りの屋台のように、沢山のスタンドで食べ歩きできる食べ物が販売され、多国籍の料理を楽しむことができます。 どのスタンドも人で一杯で、どの料理も手頃で安く手に入るのも嬉しいポイント。また、スナックなど軽めのものから、フランスの地方料理やモロッコ、リバノン、トルコ等幅広いチョイスが楽しめます。
住所 : 39 Rue de Bretagne, 75003 Paris
営業時間 : 火水金土 8:30-20:30
木 8:30-21:30, 日 8:30-17:30
撮影・著者 : O'bon Paris team