世界で最も美しい街の一つ、パリに来たら絶対に記念撮影は欠かせないもの。パリを代表するランドマークや、ロマンティックで優雅な風景とともに撮った写真は、きっと忘れられない思い出として残るでしょう。でも、どうせ取るならインスタグラムで沢山いいねを貰えるような素敵な写真が撮りたいという方もいるはず。今回は、必見観光地でとっておきのパリ写真の撮り方をお伝えします！
パリと言われて真っ先に頭に浮かぶのがエッフェル塔。高さ324mのエッフェル塔は、近くからでは高さがありすぎて上手く撮るのが難しいもの。そんな時はメトロのトロカデロ駅すぐのトロカデロ宮がおすすめ。この場所は、エッフェル塔が最も美しく見える場所として有名です。沢山の観光客がメトロの出口からすぐの、トロカデロ宮最上階に集まっていますが、フォトスポットとしてのおすすめは、その両脇にある階段を降りた場所。ここは上よりも人が少なく、また完璧なアングルでエッフェル塔を眺めることができます。パリを独り占めしたような贅沢な写真を残しましょう！
夏の間は、先程の階段を最後まで降りた先にある、噴水前から撮るのもおすすめ。よりオリジナル感ある写真で、さらに水しぶきで暑いパリの夏でもリフレッシュすることができます。噴水のある場所からまた坂を降りていくとあるメリーゴーラウンドと一緒に撮るのもロマンティックな雰囲気でグッド。
アクセス : メトロ6, 9番線 Trocadero駅
ポイント : トロカデロ宮と広場ではイベントやショーが開催されることがあります。また、人気観光地なのでスリに注意しましょう。
映画「アメリ」の撮影場所としても知られるモンマルトルのサクレクール寺院。ここは坂が急なので寺院のある最上階までケーブルカーで登って、降りてくるのがベター。最上階から見て最初の芝生の部分から撮ると、人も少なく、サクレクール寺院がばっちり上までフレームに収まリます。ここなら芝生の上に寝そべって、地元パリジャン風の雰囲気で写真を撮るのもおすすめ。
モンマルトルには、サクレクール寺院以外にも心ときめく可愛らしいフォトスポットがぎゅぎゅっと詰まっています。画家達が各々にパラソルを立てて絵を書いている広場、Place de TertreやGalerie d'Art、Maison Roseなどは中でもパリの下町感溢れるキュートな雰囲気でおすすめ。サクレクール寺院を正面に見て、左手に進んでいくと見つけることができます。また、サクレクール寺院近くにある「Héritage Laulhère」というお店で本格ベレー帽を買って写真を撮れば、アメリ感が高まるかも。
アクセス : メトロ12番線 Abbesses駅
ポイント : 治安があまりいい地区ではないので、暗くなる前に行くのがおすすめ。スリや紐の押し売りをする犯罪トリックに注意しましょう。
リュクサンブール公園は地元パリジャンのお気に入りリラックススポット。春夏は色とりどりの花が咲き、とてもロマンティックな雰囲気に。カラフルなお花と宮殿を一緒に撮るには、中央の広場の両脇にある階段を登ったところからとるのがおすすめです。
また、地元パリジャンのように芝生の上でピクニックをしながら写真を撮るのもローカル感が出てグッド。ワインやハム、チーズ、バゲットを用意してのんびりとした午後を写真に収めてみては？
アクセス : RER B線 Luxembourg駅
ポイント : 立入禁止の芝生ゾーンがあるので、ピクニックの際は注意しましょう。
パリで最も有名なデパート、ギャラリー・ラファイエット。しかし、ここはお買い物だけでなく、建物自体も美しく、また沢山のフォトジェニックなイベントを開催している場所でもあります。特に本館のステンドグラスがあしらわれたドーム天井はずっと見ていたくなるほど圧倒的な美しさ。本館3階のドーム部分に現在期間限定で設置されているグラスウォークでは、息を呑むほど美しいステンドグラスをバックに記念撮影をできる最高のフォトスポットです。
アクセス : メトロ 7, 9番線 Chaussee d'Antin La Fayette駅
営業時間 : 月-土 9:20-20:30 / 日 11:00-20:00
ポイント : 夏休みや午後はグラスウォークが混雑し長蛇の列ができるので、朝の人が少ない時間帯がおすすめ。
王宮として使われていたパレ・ロワイヤル。現在ではその中庭にある現代アート、「THE COLONNES DE BUREN」と呼ばれるストライプ柄のコロンで有名です。260もの高さがそれぞれ異なるコロンが独特のリズムを作り上げており、インスタグラマーの間で大人気のフォトスポットです。様々な高さのコロンに合わせて座ったり立ち上がってみたりと自分らしい写真を撮って。
クラシカルな宮殿とモダンなコロンを際立たせるには、人の少ない朝の時間に訪れるのがおすすめ。ルーブル美術館も近いので、ルーブル美術館を訪れる前にここで写真を撮るのも最適。
アクセス : メトロ 1, 7番線 Palais Royal Musee du Louvre駅
ポイント : パレ・ロワイヤルの庭園の周りには小さなカフェやアイスクリーム屋があり、夏はここで飲み物などをゲットして涼むのもおすすめ。
パリで写真を撮りたいものの一つが、ルーブル美術館のガラスのピラミッド。この広場ではピラミッドとともに写真を取ろうと多くの観光客が訪れます。ピラミッドを手の上に載せた写真をよく見ますが、その写真を撮りたくても広場が広く、良いアングルを見つけるのは難しいもの。私達のおすすめスポットは、ルーブル美術館を正面、チュイルリー公園を背にして立ち、左側から2つ目の石の辺り。インスタグラムに載せるのにおすすめのフォトスポットです。
しかし、ルーブル美術館が最も美しいのは夜のライトアップされた姿。光に照らされた宮殿とピラミッドは幻想的でロマンティック。毎週水曜と金曜はルーブル美術館夜間営業日なので、その曜日を狙って写真とルーブル美術館内を訪れるのもおすすめ。
アクセス : メトロ 1, 7番線 Palais Royal Musee du Louvre駅
ポイント : 季節によって日没時間が大きく異なるので注意が必要です。冬は18:00、夏は22:00頃が目安です。
パリの街を横断するように流れるセーヌ川もパリを象徴するものの一つ。夕日に染まるセーヌ川はなんともロマンティック。しかし、セーヌ川も長く、沢山の橋がかかっているためどこから眺めるのがいいか迷ってしまうもの。O'bon Parisのおすすめはポン・ヌフとサンルイ島からの写真。ここからだとよりローカル感あるパリジャン的な写真を撮ることができます。
夕日から夜景に移る時間帯に映画「ミッドナイト・イン・パリ」のようなロマンティックな写真を撮るのがおすすめ。世界でも最もロマンティックな街、パリでの滞在が忘れられないものとなる、最高の写真が撮れること間違いなしです。
アクセス : メトロ 7番線 Sully-Morland駅 / Pont Neuf駅
ポイント : セーヌ川沿いでは1年を通して様々なイベントが行われています。夏にはパリ・プラージュでパラソルとビーチチェアやショップがオープンし賑わっています。
著者 Yuka Ishihara
撮影 Youra CHOI