Centre Georges Pompidouポンピドゥーセンター
住所:Place Georges-Pompidou、75004 Paris
交通:メトロ1号線Hôtel de ville駅
営業時間:毎日11 時 - 21時(火曜日休館、毎週木曜日は23時まで)
価格:基本価格14ユーロ(2015年基準)
ウェブサイト:https://www.centrepompidou.fr/
現代芸術のメッカとして名を馳せる、パリのポンピドゥー・センター。近代美術と現代美術の所蔵規模はヨーロッパで1番です。常設展だけでなく、1年に30以上の特別展示が開かれ、絵画とビジュアルアート両方を網羅する大規模な芸術作品を展示しています。
マレ地区にも近く、観光客にもアクセスが良いもの人気の理由のひとつ。近くには雰囲気の良いカフェやレストランが多くあり、パリ旅行の計画を立てる時には、外すことのできないスポットと言えるでしょう。
ポンピゥー・センターで一番初めに目に入るのは、やはり独特な建物の外観。もともとならば建築の内部にあるべきパイプが外から見えるような構造となっています。その鮮やかな色合い、立体的な構造、外から見える建築の骨格、建設当時は大いに議論の的となりましたが、現在では街の名所として受け入れられています。
ポンピドゥー・センターを訪れたのであれば、エスカレーターから見えるパリの風景は、必見!
ポンピドゥー・センターは、モダンコレクション(modern collections)とコンテンポラリーコレクション(contemporary collections)のふたつのコレクションに分けられています。 モダンコレクションは1905年から1965年までの作品、例えばピカソ、ジョルジュ・ブラックなどをカバーしています。 コンテンポラリーコレクションは、1980年代から現在に至るまで、既存の“芸術”の枠を超え、デザイン、建築、インスタレーション作品などを扱っています。
Nu de dos premierétat 1909 アンリ・マチス
ソニア・ドローネーの作品
Wassily KandinskyのKleine Weltenシリーズ
泉 マルセル・デュジャン
Three Arrangements George Brecht(1925 - 2008)
マント、椅子、食器棚。三つのオブジェで芸術作品を作り上げたジョージ・ブレヒト。概念芸術の先駆者として、非常に平凡なオブジェから、芸術と生活の関係性をあぶり出し、日常生活の意味を再解釈しました。
無題 Fang Lijun 2003
現代中国美術の重要な作家の作品です。僧侶のように頭を刈った人々がうじゃうじゃと集まっている様子、反復される顔のイメージに大胆なオレンジ色を使い、印象がより強く残ります。
Sea of Fertility(After Mishima) Danh Vo
ベトナム生まれ、デンマーク育ちの芸術家。一見、ただ絵がかけられているだけに見えますが、この壁紙と額縁も作品の一部なのです。
Café Little boy Jean-Luc Vilmouth
壁いっぱいのパステルカラーと錆びついたような椅子と机が印象的な作品は、フランスの彫刻家ジャン・リュック・ヴィルムース作。彼の代表的なインスタレーション“カフェリトルボーイ”は、「バー」と「コーヒーショップ」という一般大衆がよく利用するスペースを使い、私たちの固定概念を覆すコンセプトを提示する作品です。原爆投下で廃墟となった広島の小学校でアイデアを得、生存者のメッセージがそこされた壁と黒板を設置しています。
ミュージアムショップには、ブティックや書店を訪ねる感覚で楽しめるオブジェやアート作品、インスピレーションを刺激するようなアイテムがたくさんありますよ。
✔︎ T I P
- ほとんどの美術館は月曜日が休館ですが、ポンピドゥー・センターは月曜日も開館しています
- 見逃せない作家:ピカソ、ミロ。カンディンスキー、ソニア・ドローネー、ジョルジュ・ブラック、マルセル・デュジャン、マティス