パリのカルチェラタンは、パリの5区と6区にまたがるエリア。セーヌ川の左岸、ソルボンヌ大学周辺に位置します。
若者が集まり、活気のある雰囲気、美味しいビストロが多くあることで知られるカルチェラタンには、ソルボンヌ大学以外にも、パンテオンアサス大学、ジュシューのキャンパスなど、有名な学校が集まっています。
中世の面影を残していることでも知られるエリアで、地元パリジャンにも観光客にも大人気。カルチエラタンには美しい場所やアクティビティがたくさんあります。今回はその中でもおすすめスポットトップ10をご紹介します。
もともとは、聖ジュヌヴィエーヴ（パリの守護聖人）に捧げられた教会であるはずでした。フランス革命以来、ここはヴォルテール、ヴィクトル・ユゴー、マリーキュリーなどの多くのフランスの英雄や著名人を追悼する主要な墓地となっています。
その建築は新古典主義の初期の例であり、ローマのパンテオンを模倣した建物の正面の柱が特徴です。
住所: Place du Panthéon, 75005 Paris
サンテティエンヌ デュ モン教会は、華やかなゴシック様式とルネサンス様式が融合したユニークな建物です。荘厳な教会内部は一見の価値あり！細かく彫刻された石のルードスクリーンと、1631 年に彫刻されたパリ最古ともいわれるオルガンは特に要チェック。
教会の反対側 (モンターニュ サント ジュヌヴィエーヴ通り) では、通りと、階段のある教会横の入り口に注目！ここは映画『ミッドナイト・イン・パリ』（ウディ・アレン）の最も象徴的なスポットの1つで、ギル（オーウェン・ウィルソン）が真夜中に1920年代に連れて行ってくれる車を待つ場所です。階段に座って写真を撮るのをお忘れなく！
住所: Place Sainte-Geneviève, 75005 Paris
有名なパンテオンから歩いてすぐのところにある、美しいエストラパード広場。この華やかなパリの広場は、17世紀には実際に公開処刑や拷問が行われた場所でした。現在では、Netflixシリーズ「エミリー、パリへ行く」のロケ地となったことで有名となりました。エミリーのアパルトマン、パン屋、そしてガブリエルのレストランもこの広場にあります。
ドラマで登場したパン屋ブーランジェリー・モデルヌでは、ドラマのおかげで写真のニューヨーク ロールが誕生し、現在ではとても人気なパンの一つとなったのだとか。
エミリーパリへ行くのドラマに関してくわしくは こちらから。
住所: Place de l'Estrapade, 75005 Paris
パリ5区の中心部モンジュ広場では、1921年からマルシェが開催されています。 伝統的な市場で、果物や野菜のほか、魚介類や肉、花も購入できます。チャンスがあれば、ヴィンテージアイテムも手頃な価格で見つけることができます。 ちなみに、マルシェの目の前には、パリのお土産にも人気の薬局化粧品を手頃な価格で揃えるモンジュ薬局(パラファーマシーモンジュ)や、向かい側には高級化粧品・香水を買えるParfumerie Burdinなどもあります。
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住所: Place Monge, 75005 Paris
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フランス最大のモスクともいわれる、グランドモスケドパリもカルチエラタンにあります。
素敵なタイル張りの装飾は、パリの中心部にいながらマラケシュや地中海沿いの国にトリップしてきた気分に。特に4月は要チェック！なぜなら、藤の花が咲き誇り、魔法にかかったかのように美しくて感動的だから。
モスクに来るなら、併設されたカフェレストランもお忘れなく！庭園と同じく綺麗なタイル張りのインテリアの中、美味しいミントティーやユニークなスイーツを楽しむことができます。しっかり食べたい方は、クスクスなども楽しめます。
住所: 2 bis Place du Puits de l'Ermite
Jardin des Plantes はフランスのなかでも主要な植物園の一つ。
植物園の敷地には、4 つの博物館ギャラリー(Grande Galerie de l'Évolution, the Mineralogy Museum, the Paleontology Museum, the Entomology Museum)があります。庭園に加えて、ベルナルダン ド サン ピエールによってベルサイユ王立動物園の動物を集めて 1795 年に設立されたMénagerie du Jardin des Plantes もあります。
住所: 2 Rue Buffon, 75005 Paris
カルチエラタンの魅力的なグルメスポットの中でも、フランスのシュークリーム (シュー ア ラ クレーム) 専門店オデットはぜひ足を運んでほしいおすすめスポット。美しくてかわいい見た目だけでなく、味も絶品です。
写真映えするこの可愛い建物も魅力の一つ。ここは17世紀に建てられたのだそう。ノートルダム大聖堂からも近く、サン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会とルネ・ヴィヴィアーニ・モンテベッロ広場に面し、アクセスの良さも抜群。
住所: 77 Rue Galande, 75005 Paris
パリの中でもとても有名な場所で、シェイクスピア・アンド・カンパニーは見逃せない観光スポットの一つでもあります。ここでは、古典から最新の本まで、新品および中古の英語書籍を見つけることができます。
ノートルダム大聖堂の目の前にあります。外には桜の木があり、春のパリ旅行なら特に見逃せない写真スポットです。
ここはオデットから歩いてすぐのところにあります。シェイクスピア書店でトートバッグや本を買って、カフェで休憩して、甘いものが欲しくなったらひとつ前のオデットにもどって、、。ティータイムにぴったりなエリアです！
住所: 37 Rue de la Bûcherie, 75005 Paris
ユネスコ世界遺産に登録されている、セーヌ川沿いの古本屋「ブキニスト」。緑のボックスはセーヌ川散歩では見逃せないパリの魅力の一つ。川沿いを歩いていると、古い本、小さなアンティーク品、ポスター、そしてリラックスした売り手など、古き良きパリの趣を感じます。
住所: Quai de la Tournelle, 75005 Paris
パリでなぜアラブ世界研究所がおすすめなの？と不思議に思った方もいるはず。じつは、ここは知る人ぞ知るパリの無料の絶景スポットなのです。
パリでは珍しい現代的な建物を上がっていくと、セーヌ川とノートルダム大聖堂の素晴らしい景色を眺めることができます。
手荷物をセキュリティX線検査に通した後、ガラス張りのエレベーターで9階まで上がります。観覧は無料ですが、テラスカフェもあるので天気が良い日はコーヒーを片手にゆっくり過ごすのもおすすめです。
住所: 1 Rue des Fossés Saint-Bernard, 75005 Paris
カルチエラタン、いかがでしたか？パリの他のどのエリアとも違った、ディープでユニークな魅力溢れるカルチエラタン。ぜひパリ散歩の際には、今回ご紹介したおすすめスポットを巡ってみてくださいね！
著者 & 撮影: O'bon Paris Team