LUPIN/ルパンの8つのロケ地

Netflixドラマに見るリアルなパリの今

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ネットフリックスドラマ「LUPIN/ルパン」はもうご覧になりましたか?このドラマは、モーリス・ルブランの推理小説「アルセーヌ・ルパン」シリーズをもとにしたドラマで、現在1シーズン目の第5話まで公開していますが既にフランスでは原作本が争奪戦になるほど話題になっています!

「アルセーヌ・ルパン」は、日本の有名アニメ「ルパン三世」のベースにもなった、世界的にも様々なドラマやアニメにインスピレーションを与える、フランスを代表する有名小説シリーズ。これを、現代のパリを舞台に、オマール・シーが演じるアルセーヌ・ルパン小説好きのアサン・ディオプが、父を陥れた裕福な一家への復讐に乗り出していくストーリー。社会格差や差別問題など、フランスが抱える現代の問題を浮き彫りにしながらも、ひねりが効いた演出でシックにモダンに描かれています。また、主役のアサン・ディオプを演じるオマール・シーのスマートで華麗だけどどこか人間味のある温かな演技、そして何よりパリの今を正確に捉えた街並みが魅力的です。今回は、「LUPIN/ルパン」で登場するロケ地をご紹介します。

1

ルーブル美術館, Musée du Louvre

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ルーブル美術館は、第一話で登場するロケ地。きらびやかなガラスのピラミッド、優美なルーブルの建築、そしてピシッとスーツで決めた主人公アサンが颯爽と正面玄関から入っていくシーンはとても印象的です。こんなに堂々と正面からお宝を盗みに行くだなんて!!

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ルーブル美術館の内部もしっかり描かれていて、お目当ての宝石を下見に行くシーンでは、「あ!この作品!」「あ!この展示室!」とルーブルに一度見学に行ったことのある人にはたまらないシーンです。

住所: Musée du Louvre 75058 Paris CEDEX 01
アクセス: メトロ 1, 7番線 Palais-Royal - Musée du Louvre駅

 

2

モンマルトル, Montmartre

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アサン・ディオプの住んでいるアパルトマンは、モンマルトルの素敵なお部屋。Anvers広場からすぐのところにあり、窓からはサクレクール寺院の優雅な景色が。こんなアパルトマンに住みたい!

住所:
 10 bis Avenue Trudaine, 75009 Paris
アクセス: メトロ 2番線 Anvers駅

  

3

パリの屋根

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マーヴェルのスーパーヒーローのように、パリの灰色の屋根をかけていくアサン。

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このグレーの屋根は、19世紀に現在のパリを作り上げる事になった、ジョルジュ・オスマンのオスマン計画によるもの。現在でも約7割の屋根がグレーで、それこそがパリの魅力の一つ。

 

4

サン・トゥアンの蚤の市, Marché aux Puces de Saint-Ouen

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アサンが頼りにしている、彼の親友の骨董屋さんはサン・トゥアンの蚤の市にあります。サン・トゥアンの蚤の市は、地元の人や観光客にも人気のマルシェで、アンティーク商品や、インテリアなどが揃う、有名な市場です。アサンの親友のお店も、優美なデザインの家具や小物が並んでいて、フランスならではの雰囲気ある空間。

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マルシェ自体は、7ヘクタールもある巨大なスポットで、ここでしか手に入らないアイテムをお土産にしたり、自分用に思い出に買ったりと魅力たっぷりの場所です。ただし、スリも多いので足を運ぶ際にはご注意を!

住所: 99 Rue des Rosiers 93400 Saint-Ouen
アクセス: メトロ 4番線 Porte de Clignancourt駅

 

5

リュクサンブール公園, Jardin du Luxembourg

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アサンが盗んだネックレスの持ち主の娘と話をするために選んだのが、リュクサンブール公園。中央の噴水と、整った庭園、エレガントな宮殿のある、パリ中心部の癒やしスポットです。ここでのスリリングな自転車でのシーンは、迫力満点!オレンジ色の服を着たデリバリースタッフの自転車で警察の目をくらますアサン、あっぱれです。


住所: 15 Rue de Vaugirard, 75006 Paris
アクセス: メトロ 4, 10番線 Odéon駅 / RER B線 Luxembourg駅

 

6

リヴォリ通り, Rivoli Street

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ルーヴル美術館からマレ地区をつなぐ、リヴォリ通り。高級ホテルやブティックが並ぶ、ラグジュアリーな大通り。ここではアサンが警察とお金持ちのマダムを華麗に騙して、ジュエリーを盗むシーンが描かれます。リヴォリ通りのトレードマークのアーケードがとても印象的!

 

7

ポン・デ・ザール, Pont des Arts

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ポン・デ・ザールは、数年前までは南京錠がぎっしりと橋の欄干につけられて「愛の橋」として有名でした。ここでアサンは、過去について思い返し、息子ラウールに自身が父からもらった「アルセーヌ・ルパン」の小説をプレゼントします。父から子へと愛情が手渡されていく、心温まるシーンです。

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ポン・デ・ザールは、右岸のルーブル美術館と、左岸のアンスティチュ・ド・フランスを繋ぐ橋。現在では南京錠は撤去されていますが、パリジャンたちが集まる歩道橋で、のんびりと下雰囲気がお散歩にぴったりです。

住所:
Pont des Arts, 75006 Paris
アクセス: メトロ 7番線 Pont Neuf駅

 

8

エトルタ, Etretat

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現在公開されている中での最終話(第5話)の最後のシーンのロケ地となったエトルタは、ノルマンディー地方にあります。パリからはドラマで出てくるように、電車に乗って約2時間。エトルタには、「アルセーヌ・ルパン」の生みの親である小説家モーリス・ル・ブランの旧邸宅、「アルセーヌ・ルパンの家」があります。ルブランの書いた「奇巌城(きがんじょう)」の舞台となったことでも有名です。
ドラマの中でエトルタでアサン達に起きた不穏な事件、今後どうなるのか気になるところです!パート2を楽しみに待ちましょう〜!

 


写真 - O'bon Paris

画像 - Netflix