パリに来て、アンティークやアート、ヴィンテージ品に興味がある人は訪れるべき場所のひとつが、サン・トゥアンの蚤の市。この蚤の市はパリ郊外のサントゥアンという場所にあります。サン・トゥアンの蚤の市は1870年代、パリの厳しい規制を逃れようとした行商人たちが城壁の外に移り住み、サン・トゥアン地区に根づいたことから始まります。
サン・トゥアンの蚤の市には約2,500の店舗が出店し、アンティーク、古着、アート、家具、コレクターズアイテムなど、さまざまなアイテムが並べられています。しかし今日は、その中でも特に有名で規模の大きいセクションを中心に紹介しましょう。代表的な5つのマーケットを紹介: Marche Biron, Marche Paul Bert, Marche Vernaison, Marche Dauphine, そして Marche Malassis. 。「マルシェ」とはフランス語で「市場」を意味します。
おそらくサン・トゥアンで最も古く、最も多様なアンティーク市がマルシェ・ヴェルネゾンでしょう。
ヴィンテージ家具から、灰皿、ヴィンテージ食器、アクセサリーなどの風変わりなコレクターズアイテムまで、幅広い品揃えが魅力。
シャンデリアやヴィンテージランプなどの照明器具やヴィンテージ家具も充実しています。値段は幅広く、ここは定価がないので、少しハードルが高いですが交渉してみるのもいいでしょう。支払いは現金が多いので、必ず持参しましょう。
パリ旅行の思い出に、友人や家族へのプレゼントに、小さなお土産を選ぶのに最適な場所。ヴィンテージのポスターや小さな絵画をお土産にいかがですか?
アンティークの家具や雑貨、アート作品などを扱うマーケット。彫刻、クラシック・アート、高級ヴィンテージ家具、そして珍しいアイテムも見つかります。
ここはエレガンスと歴史が出会う場所。高級アンティークや美術品で有名なこのマーケットは、精巧なフランス家具、18~19世紀の絵画、豪華な調度品、照明器具、クリスタルのシャンデリアなどをお探しの方に最適です。
美術館並みの品々を扱う店も多く、本格的なコレクターやインテリア・デザイナーにも人気のスポット。また、メインストアの奥には隠れ家的な店舗も多いので、ゆっくりと散策してみてください。
ヴィンテージ家具やユニークなインテリアが好きな人にとって、マルシェ・ポール・ベルトは宝の山。
ミッドセンチュリーモダン家具、ヴィンテージ照明、個性的な装飾品のコレクションで知られています。
他のマーケットとは異なり、ここではモダンな家具が多く、観光客だけでなく地元の人々も訪れます。高級家具の多くはカードで支払いができますよ。
ラグジュアリーなヴィンテージ・アイテムを探しているなら、ここは絶対に訪れたい場所。ヴィンテージ楽器、洋服、アーケード・マシンなど、レアなコレクターズ・アイテムを扱う、今風のエリア。
また、レコードやヴィンテージ・カメラも充実しており、ユニークなアイテムのコレクターにも人気。サントゥアン市場の中でも最大級の売り場面積を誇り、広々として整理整頓されたショッピングが楽しめます。
サン・トゥアン市場は人気の観光地であり、スリが多いことでも知られています。そのため、持ち物には常に注意を払うようにしましょう。最近では、各市場の入り口に警備員が配置されるなど、治安は改善されたが、それでも用心するに越したことはないです。各マーケットは朝9時から10時の間にオープンします。ゆっくり見て回れるので、できれば昼前に訪れるのがベスト。午後12時を過ぎると人が増え始め、多くの商品が売られるようになります。また、前述の通り、値段は交渉次第。できるだけお得な値段で買い物ができるように交渉してみましょう。
85番のバスを利用すれば、サン・トゥアン市場の真ん前で下車できます。市場周辺は治安が心配されることが多いですが、このバスを利用すれば主要市場の目の前に到着するので安心。グーグルマップで場所を探すには、「Marche Vernaison 」と検索するといいですよ。地下鉄やRERでの行き方は下記を参考にしてください。
住所:87 Rue des Rosiers, 93400 Saint-Ouen-sur-Seine
著者 : Yoonjung
撮影: Obon Paris team