MULHOUSE : アルザス第二の都市、ミュルーズ

Mulhouse  ミュルーズ

水車小屋が名前の由来になっているミュルーズは、アルザス地方でストラスブールに次ぐ人口を誇る街。産業革命の中心都市のひとつとして発展しました。自動車博物館やプリント生地博物館など、テーマ性の強い珍しい美術館、博物館が多いことでも知られています。

 

Musée de l’impression sur Etoffres  ミュルーズ・プリント生地博物館

繊維産業が栄え、中でも染色技術に優れたミュルーズならではの博物館。1833年に産業協会が設立され、世界中から300万点を超える繊維製品がコレクションされました。美術館では、染色技術の歴史、ミュルーズの工業が発展した経緯、デザインの変遷など、歴史・科学・美術的観点から詳しい展示が行われています。

住所 : 14 Rue Jean Jacques Henner, 68100 Mulhouse
営業時間 : 火-日曜 10:00-12:00, 14:00-18:00 (5月1日, 12月25日, 1月1日は休業)

 

2017年10月1日まで2つの企画展が開催中。企画展「Constellation」では、Balmain、LANVIN、KENZOなど20世紀を代表するメゾンの貴重なオートクチュール作品が展示されています。

 

もう一つの企画展「Formes et couleurs」では打って変わり、テキスタイルデザインと色の関係に迫るアヴァンギャルドな展示が行われています。

 

Patisserie Jacques  パティスリー・ジャック

福岡にも支店を持つパティスリー・ジャックは、わざわざここのケーキを食べるためにミュルーズへ来るという人もいるほど、隠れた名店です。地方の小都市にありながら、日本人のパティシエが研修を受けに来ることもあるとか。ブティックでもお持ち帰りのみですが、すぐ近くにあるカフェで美味しいお茶とともにイートインすることができます。

住所 : 1 place de la Réunion  68000 Mulhouse
営業時間 : 火曜 8:30-19:00, 水-金曜 8:30-19:00, 土曜 7:45-18:45

 

Café Mozart  カフェ・モザール

小さなショッピングセンターの2階にある大きなサロン・ド・テ。窓からは向かいにあるサン・テティエンヌ教会を一望することができます。

 

スペシャリテの一つである赤いフルーツのタルトと、フランスの老舗ブランド Dammann Freres (ダマン・フレール) の紅茶をいただきました。見た目にこだわった複雑なケーキの多い中、このケーキはとってもシンプルなフルーツだけのタルトなのですが、少しのシナモンと控えめな甘さ、フルーツの酸味と甘みのバランスが絶妙で、わざわざここのケーキが食べたくなる人がいるのも納得の味でした。

住所 : 25 place de la Réunion  68000 Mulhouse
営業時間:月曜 11:30-18:30, 火−金曜 8:45-18:30, 土曜 8:00-19:00

 

Parc Steinbach  シュタインバッハ公園

街の中心にどんと構えた大きな公園はみんなの憩いの場。スポーツをする人やピクニックをする人などで一日中賑わっています。近くのブーランジェリーで買ったサンドイッチを持って、こんなところでのんびりランチをするのも良いですね。

 

パリからミュルーズへの行き方

TGV

パリ・東駅 (Gare de l’Est) から直行で約3時間
予算:20ユーロ〜
SNCFのHPより予約可能:www.oui.sncf

 

BUS

パリから最短で7時間〜
予算:20ユーロ〜
OUIBUSFlixBusなど各バス会社サイトより予約可能
バスチケット価格比較サイト:www.comparabus.com