パリの3大美術館を挙げろと言うなら、ルーヴル美術館 (Musée du Louvre)、オルセー美術館 (Musée d'Orsay) とオランジュリー美術館。オランジュリー美術館はクロード・モネ、ポールセザンヌ、アンリ=マティス、パブロ・ピカソ、ルノワール、モディリアーニなどの印象派とポスト印象派の画家たちの絵画作品で構成されています。
セーヌ川をはさんでオルセー美術館の斜め向かい、チュイルリー公園 (Jardin des Tuileries) の中に位置し、コンコルド広場 (Place de la Concorde) と隣接しています。メトロをTuilerie駅で降りてチュイルリー公園を散歩してからオランジュリー美術館に行くこともできますし、Concorde駅から美術館にさっと移動するという手もあります。
オランジュリー美術館に入る前に、入り口のすぐ前にあるロダンの作品 <Le Baiser> をチェック。遠くにグラン・パレ (Grand Palais) やエッフェル塔も見えます。
オランジュリー美術館は0階、-1階、-2階の3つのフロアで構成されています。
● 0階はクロード・モネの睡蓮の部屋があります。
● -1階はミュージアムショップ、カフェ。
● -2階には企画展とコレクション展が行われています。
有名なモネの「睡蓮」、8つの作品は2つの部屋に分けて展示されています。
モネのジヴェルニーの庭の様子が時間と共に刻々と変化する様子を表現した、暖かい色と白い美しい部屋の構造でとても落ち着いた印象。そのためか、部屋の真ん中にあるソファに座って作品を見て話をしたり、文章を書いたり、音楽を聞く人が多くいました。
睡蓮シリーズをスケッチしている人もいました。オーディオガイドを聞きながら、それぞれ違う睡蓮の絵を静かによく見る人も。
オーギュスト・ルノワール、ピアノを弾く少女たち
19世紀後半にはブルジョアたちの消費が高まり、音楽を演奏したり、コンサートを開くことが流行りました。そいて画家たちもお客様方の好みに合わせ始め、’ピアノを弾く少女たち’ のような音楽に関連する絵画をたくさん制作したのでした。
ピカソ、ヌード作品
モディリアーニ、女性の肖像画
瞳がほとんど見えない不思議な作品が有名なモディリアーニ。
Musée de l'Orangerie オランジュリー美術館
住所 : Jardin Tuileries, 75001 Paris
メトロ : 1, 8, 12番線 Concorde駅
営業時間 : 9h00 - 18h00 (火曜日休館)
入場料 : 大人 9€ / EU国籍者以外の18-25歳の17時以降の入場 6,5€
18歳未満, EU国籍者の18-25歳, EU内の学校の学生 無料 (割引などを受けるにはパスポートや学生証が必要です)