パリのMaison Burdinの香水コレクション

自分だけの香りが見つかるパリのおすすめニッチフレグランス

この記事では、1937年に誕生したニッチ香水ブランド、「Maison Burdin」について紹介します。このブランドの見どころは、何といっても本格的かつ他では見つけられない個性あふれる魅力たっぷりの7つの香水です。

 

ニッチフレグランスとは?

ニッチフレグランスは香水のみを作る「香水専門ブランド」によって手がけられています。香水専門ではない美容やファッションをの大手高級ブランドと比較すると、ニッチフレグランスがいかにクオリティ、独創性、芸術性に重点をおいているかが感じられます。大手デザイナー香水であるシャネル、エルメス、ディオールなどは身近なあらゆる場所(Webサイト、デパート、空港免税店など)で見かけられますが、ニッチフレグランスは1つ1つクオリティを重視して作られているため見つけるのが困難だと言われてます。その限定感あるニッチフレグランスに、今世界が注目を寄せています。この記事を読むとパリで1歩進んだ香水選びが楽しめます。

フランス パリのニッチフレグランス・香水

ニッチフレグランスを選ぶというのは大胆かつ賢明な選択と言われています。大胆かつ賢明、まるでパリの人々の生き方そのものを表すアイテムです。ニッチフレグランスは有名ブランドのデザイナー香水よりも、これまでにない独創的で経験ができ、自分だけの個性あふれる特別なフレグランスが楽しめます。高級デザイナー香水は、配合や成分に天然成分の代わりに合成代替え品を使うなど、大胆さや新しさがあまり感じられないのに対して、ニッチ香水ブランドは貴重な成分を配合するなど、これまで香水界に見られなかった挑戦を大胆に取り入れ、世界の香水ファンを虜にしています。

何気ない日常にときめきを加えてくれる存在である「香り」。自分だけのとっておきの香りを選びたいという人がニッチフレグランスを選ぶ理由は特別感にあります。 ほとんどの大手高級ブランドの既存香水の生産が年間何百万本にもおよぶのにに対し、ニッチフレグランスは年間たった数千本と、生産量は大幅に下がり、珍しさがぐんと増します。自分と同じ香水を身にまとってる人に会う確率はきわめて稀で、それゆえ自分だけの特別な香りを独り占めして楽しめてしまうのです。とっておきの1本で、毎日にときめきを加えてみたくなりますよね。また、あえてニッチフレグランスを使うということは、香水を専門の家族経営の職人をサポートし、フレグランス界のクオリティや今後の発展に貢献するということにもつながります。

 

Burdin Paris 1937年創業・パリのニッチ香水ブランド

パリには新しい香水ブランドが多く、Maison Burdinのように長い歴史をもつニッチブランドを見つけることは容易ではありません。ブランドは1937年にStephane Burdinによって作られました。彼は自分の品をParfumerie(フランス語で香水専門店)で販売していました。磨き上げられた香りの調和を特徴とする彼の珍しい香水は、第二次世界大前のパリのブルジョワ間でたちまち流行し、パリの典型的なエレガンスそのものを表現しているとされてきました。

Maison Burdin 1937 perfume fragrance

この受け継がれてきたものに対する愛着は、ステファンの孫たちにも伝わり、2014年に再びMaison Burdinの扉が開かれました。歴史的な香りは、2人の才能のある調香師、VéroniqueNybergとNathalie Feisthauerによって再びよみがえり、初期の作品への独創性や芸術性を保ちながら、時代の流れに沿ったクリエイティブさも加わって姿を現しました。このように長い歴史をもつブランドが「家族経営」として形を変えずつづいているのは香水界でもめったにありません。フランスの多くの伝統ブランドが大企業に自らのブランドを売っている中、Burdinは売却してブランドを家族から遠ざけることを拒んできました。それほど家族の情熱にこだわられたブランドなのです。現在は創設者の孫娘であるクリスティン・バーディンによって経営されています。

Burdinの香水を見つけることはそう簡単ではないがゆえに、その特別な香水に注目が集まっています。この香水は世界中のショップではほとんど販売されておらず、パリにある2つのParfumerie Burdinでしか買えないと言われています。パリのBurdin’s perfumeを訪れる際は、ここだけのクーポンを入手して、Burdinの香水ショッピングを10%割引で楽しめてしまいます。 (▷▷クーポンはこちらから◁◁).

 

 

Burdin香水・とっておきの1本の選び方

French niche fragrance maison burdin

Burdinの香水コレクションは思いの詰まった7つの種類で構成されており、それぞれに他の香水にはない特徴があります。Burdinの価値、哲学、卓越性、洗練性、個性が絶妙なバランスで表現されており、1度嗅ぐと虜になってしまう魅力が詰まっています。ブランドの「DNA」の中に感じられる職人がこだわりぬいた「個性」によって、誰もが自分のスタイルに合った香りを見つけられます。 Burdinの香水は、Emmène-moi、les Beaux jours、Paris Minuit、Tinoutchaなどの歴史を持つ香水をそれをモダンに解釈したCollection Or(ゴールドコレクション)、そして2021年に誕生しAmoroso, Sans témoin, En Garde などのPlatinium collection (プラチナコレクション)に分けられます。全ての香水がフランスで製造されています。

魅力的な香水ばかりで迷ってしまいそうな方のために、今回はそれぞれの香水の特徴について紹介します。自分にあったとっておきの香りを見つけるヒントにしてみてください。ここでヒントを見つけてパリ滞在中にブティックを訪れて直接試してみるのもおすすめです!

 

1

Amoroso

Burdin perfume paris Amoroso

Amoroso(愛らしく)は、プロヴァンスの伝統的な庭園いた時の香りの思い出からインスピレーションを受け、木とフルーティーの香りが特徴です。

トップノート: グリーンシトラスとラベンダー

ハートノート: 甘いイチジク

ベースノート: 深く豊かなムスク(シーダーウッド、スパイス)

 

2

Emmène-moi

Emmenez moi perfume Paris Burdin

Emmène-moi は、「私を連れて行ってください」を意味し、パリのロマンチックな側面や詩的な場所であるセーヌ川にインスピレーションを受けて作られました。輝かしいEmmène-moiの香りで、一年中パリならではの「エスプリ」やロマンが感じられます。

この魅力溢れるフレグランスは、官能的なノートを感じながらEmmène-moiならではの独特なフローラルでフルーティーな香調をもっています。

トップノート: ベルガモット、イタリアンレモン、ブラックペッパー

ハートノート: オスマントス、ネロリ、スズラン

ベースノート:シーダーウッドとムスク

 

3

Les Beaux jours

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Les Beaux joursは「美しい日々」を意味し、パリの春の暖かさの心や、長い冬が過ぎ去り再び明るい天気がもどってくる喜びを表現しています。まるで春に目覚め、咲く花のような気分にさせてくれます。

フルーティヘッドノート、フローラルハート、ベースノートが持つ柔らかさのBurdinだからできる独特な組み合わせが五感を楽しませてくれます。この香りはロシアで特に高く評価されています。

トップノート: ライチ、ザクロ、クレメンタイン

ハートノート:ニワシロユリ、ジャスミン、トルコローズ

ベースノート:ホワイトシーダー、ベティバー、ムスク

 

4

Paris Minuit

Paris Minuit Perfume fragrance Burdin Paris

Paris Minuit は「パリの夜中」を意味し、神秘的で魅惑的なパリの夜のための歌が表現されています。ウッディ・アランの映画Midnight in Parisのように、夜の魔法だけでなく上流社会のパーティーを連想させる魅惑的な香水です。

このエレガントかつフェミニンの香水は、魅惑的で人をひきつけるような、嗅覚からの誘惑のために作られています。

トップノート: ピンクペパーコン、月桂樹の葉、マンダリンゼスト

ハートノート: オレンジブラッサム、イランイラン、甘いクチナシ

ベースノート: アンバー、バニラ、パチョリ

 

5

Tinoutcha

Perfume Paris Burdin Tinoutcha

Tinoutcha は1930年代にボリショイでのフランスのアーティストとロシアのバレエダンサー間のロマンスからインスピレーションを受けたものです。この香りは輝かしい華やかなバレエ界を表現しています。フルーティーでほのかに甘い香りがロマンチックな情熱を伝えます。フルーティーなトップノート、繊細で官能的なフラワーハートノートが特徴です。

トップノート: 梨、桃

ハートノート:オスマントスの花、トルコのローズ、ジャスミン、バイオレット

ベースノート: 沈香、サンダルウッド、カシミアウッド

 

6

Sans témoin

Sans temoin Perfume paris Burdin fragrance

Sans témoinは「目撃者はいない」と意味し、パリの「ベルエポック」とアルセーヌルパンの秘密の夜の脱出を連想させます。独特のミステリーさと、終わりのない夜のムードをもつ持つ官能的で磁気的な香水です。 琥珀(こはく)とバニラの香りが豊富で1回嗅ぐと虜になってしまう香水です。

トップノート:ベルガモット、スズラン

ハートノート:アンバーシーダーウッド、パチョリ

ベースノート:バニラ、トンカの豆

 

7

En Garde !

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En garde! は「ガード」を意味し、バーディンのコレクションの中で最も男性的な香水で、ウッディでスパイシーな香りがします。 「ガード」とは、フェンシング用語で攻撃に備えて防御態勢を取るときに使われる言葉です。これは、フランスのフェンシング技術と、Musketeersや勇敢なd'Artagnanのようなフランスの紳士的戦士への敬意です。強烈なフレッシュさと男性的な官能美のバランスが完璧にとられた香水です。

トップノート:ベルガモット、ブラックピンクペッパー

ハートノート: ゼラニウム、パイン樹脂

ベースノート:ミネラル、シダーウッド、トンカ豆

 

この記事がみなさまの香り選びに役にたてば幸いです。ここだけのクーポンをダウンロードして購入時に提示すればBurdin香水を割引することができます。 ▷▷クーポンはこちらから◁◁パリのトレンディな香水の詳細については、こちらの記事をご覧ください。▷▷フランスのおすすめの香水BEST10◁◁.


著者: O'bon Paris Team

撮影: Thuy and Yuka

パリのMaison Burdinの香水コレクション

モンジュ店 Parfumerie Burdin Monge

住所: 79 Rue Monge, 75005, Paris
アクセス: メトロ7番線 Place Monge駅
営業時間: 火-土 10:00-13:30, 14:30-19:00

 

パリ北駅店 Parfumerie Burdin Gare du Nord

住所: 7 Boulevard de Denain, 75010, Paris
アクセス: メトロ 2, 4, 5番線, Gare du Nord駅
営業時間: 月-土 10:00-19:00