PÂTISSERIE MICHALAK MARAIS
カテゴリー : パティスリー
住所 : 16 Rue de la Verrerie, 75004 Paris
アクセス : Hôtel de Ville駅 (メトロ1, 11番線)
営業時間 : 月-金 12:00-15:00, 16:00-19:30 / 土曜 10:30-20:00 / 日曜 12:00-19:00
2005年のパティスリー世界大会優勝にテレビ番組出演といった、派手な経歴と確かな実力を備えているパティシエ、クリストフ・ミシャラク(Christophe Michalak)。
今回ご紹介するマレ店の他にサンジェルマン・デ・プレ、そしてプランタン食品館の3か所にパティスリーを構えており、また、10区にあるCafé Michalak & Ecole Masterclassでは、お菓子の販売に加えてお菓子作りの教室も行っています。
パリの真ん中、市庁舎や人気デパートのBHVからほど近いところにあるパティスリー・ミシャラクのマレ店。白色で統一されたモダンな店内はクリーンな印象を与えると同時に、パティスリーの美しさを引き立てています。ちょっとモダンなアートギャラリーに来ているかのような気分です。
アイスクリームも販売しており、2018年は、チョコレート、柚子、キャラメル、フロマージュブラン、マンゴー、いちごなどの計10種のフレーバーを展開しています。
自分自身のパティスリーの創作に専念するため、アテネプラザホテルにあるアラン・デュカスのレストランを離れたミシャラク。ショーケースの中に並ぶのは、そんな彼の情熱によって作り出された作品たちです。また、ドーム型の容器もミシャラクが特注してつくったものだそうで、ここにもパティスリーに対する繊細な気配りを見ることができます。
ショーケースの後ろの棚には、チョコレートやコンフィチュール、そして彼自身が大きく表紙になったレシピブックなどが陳列されています。これらはパリ旅行の記念や贈り物として良いかもしれませんね。
MINI KLASSIK - CHOCOLAT PÉCAN (写真中央)
チョコレートを使ったパティスリーを多く提供するミシャラク。こちらのミニ・クラシックはその中でもベストセラーの、チョコレートとピーカンナッツのパティスリーです。ピーカンナッツのガナッシュとダークチョコレートのムース、プラリネのソースが混ざっていて、甘すぎず、バランスの良いまろやかな味。
MERVEILLEUX - FRAISE VIOLETTE (写真中央)
メルヴェイユ―とは、メレンゲとホイップクリームでできた、昔からある伝統的なフランスのお菓子。クリームの下には、メレンゲといちごのコンフィチュールが隠れています。ピンクの見た目はばらの花のようなかわいらしさ。また、小麦粉を使っていないので、アレルギーの方も安心して召し上がることができる一品です。
PARIS - BREST PRALINÉ NOISETTE (写真中央)
こちらもフランスを代表するお菓子のひとつ、パリブレスト。パン屋さんなどでもよく見かけます。プラリネのクリームがたっぷりつまっていて、ナッツの香ばしさとシュー生地の軽さがとってもおいしい。
日暮れの遅い夏のパリ。ミシャラクの可愛くておいしいパティスリーを買って、セーヌ川沿いでロマンチックなピクニックをしてみてはいかがでしょうか?
文、写真 : Jihye Choi
訳 : Rei Nishiyama