情熱的で楽しいお祭り文化の国スペイン。西欧の中でも南端に位置しており、冬でも比較的温暖な気候のスペインは、世界中の多くの旅行者が訪れる魅力的な国です。
イタリアの次に多い数の世界遺産を持ち、スペインの各都市は独特の建築様式を持つ面白い街が多いのも魅力のポイント。アート、建築、文化のほかにも、新鮮で種類豊富な食べ物も、スペインが旅行先として人気な理由の一つ。有名なローカルフードの種類が非常に多く、誰でも気軽に楽しめるカジュアルさがあります。
言語:スペイン語、カタロニア語、バスク語、ガリシア語
面積:5,059万6,400㏊
宗教:カトリック74%以上
貨幣:ユーロ(Euros)
電圧:220V
スペインの主要観光地
面積が多いだけあり、スペインでは行くべき都市も多くあります。バルセロナ、マドリードはもちろんですが、近郊の小さな町まで見所が多いので、スペイン旅行のスケジュールは少し多めにとることをお勧め。
1)バルセロナ:サグラダ・ファミリア、カサ・バトリョ、カサ・ミラ、グエル公園、ランブラス通り、カタルーニャ広場、ピカソ美術館、ラ・ボケリア市場、ラ・バルセロネータ、モンジュイックの丘、モンジュイックの魔法の泉
1-2)バルセロナ近郊都市:ジローナ(エッフェル橋、アラブ浴場、ジローナ広場、ジローナ大聖堂、ジローナの城)、シッチェス(シッチェスビーチ、マリーセルMaricel博物館、カウフェラトCau Ferrat 博物館)、モントセラト(モントセラト修道院)
2)マドリード:マドリード王宮、サンミゲル市場、ソフィア国立アートセンター、プエルタ・デル・ソル、プラド美術館、シベーレス広場、エル・レティーロ公園、マドリードマヨール広場、マドリード凱旋門、セゴビアアルカサル
3)トレド:トレド旧市街、ソコモベル広場、サンタ・クルス美術館、アルカサル軍事博物館、トレド大聖堂、エル・グレコ美術館、サントトメ教会、サン・ファン修道院、サンマルティン橋、ミラドール展望台
4)セビリア:セビリア大聖堂、黄金の塔、マリア・ルイサ広場、ヌエバ広場、アルカサル宮殿、スペイン広場、セビリア大学、黄金の塔、サンタクル地区、セビリア闘牛場
5)ロンダ:ロンダ旧市街、ヌエボ橋、グアダ・レビン川、アラメダ・タホ公園、ロンダアリーナ、闘牛場、アラブ浴場、サンタマリアラマヨール教会
6)マラガ:マラガ大聖堂、ピカソ美術館、アルカサバ、ヒブラルファロ城、セントラルアタラサナス市場、フリーヒーリーアナ、ブルリング、ラ・マラゲータビーチ
7)グラナダ:アルハンブラ宮殿、アルバイシン地区、グラナダ大聖堂、アルカサバ、ナスル宮殿、ヘネラリフェ庭園
8)バレンシア:バレンシア旧市街、ミゲルレーテ塔、バレンシア大聖堂、バレンシア中央市場、馬バロッサビーチ、ソフィア王妃芸術宮殿、ポートサプルラヤ、オセアノクラフィック、エルカルメン地区
9)スペインの島:イビサ島、メノルカ島、マヨルカ島、テネリフェ島、フォルメンテ島
スペイン旅行時期
地中海の日差しが気持ちの良い季節、3月〜6月
スペインの3月に天候は少し日本の春くらいの気候です。スペインは、平均気温が高く、夏になると非常に暑くなるので、本格的な夏が始まる前に、温かい春の旅を計画するのはおすすめ。地中海の日差しと涼しい空気を一緒に楽しむことができる季節です。 5月までの間は日中と日没後の気温差が大きくなることがありますので、長袖を用意し、折り畳み傘も荷物にまとめましょう。六月までの間は月に一週間程度は雨が降ります。
スペインの情熱のように熱い季節、7月〜9月
スペインは他のヨーロッパ諸国に比べて平均的に暖かい方ですが、夏になると少し暑すぎて疲れてしまいます。暑さに強い人であれば大丈夫ですが、それでも十分な水分を摂取して日焼け止め、サングラスを持って行くことを忘れないように。屋内と屋外の旅行日程をうまく調節して無理のない予定を立てることが重要です。
涼しい風が気持ちが良くなる季節、10月 - 11月
暑い夏を過ぎて涼しい秋が来ればまた旅行シーズンがやって来ます。朝晩は多少肌寒いことが多いので、調節のできるような軽い上着は必要です。夏とは異なり、多くの観光地において営業時間が短くなる時期でもあるので、事前にチェックすることを忘れないように。
情熱のスペインも落ち着く季節、12月から2月
スペインの冬は、通常氷点下にまで下がることはありません。しかし、一日の気温差が大きいので朝と夕方には、しっかりと冬の寒さにまで冷え込みます、暖かいコートを取りまとめるようにしましょう。
スペイン旅行の予算/スペインの物価
スペインは他の西欧主要諸国と比較した場合、物価が少し割安です。少量の食事をたくさん楽しむことができるタパス文化が発達しており、チュロスなどのスナックも高くなることはありません。スペインで必ず食べなければならないハモン・セラーノ、スパークリングワインのカヴァワイン、シャングリアなどもスーパーで手頃な価格で購入することができ、宿泊施設で楽しむのも一つです。ただし博物館、遺跡などの中に入るときには、入場料は少しかかります。最も多く訪れるバルセロナでは、平均一人一日あたり、宿泊費用をのぞいて80ユーロから120ユーロほどの予算を用意することをお勧めします。
ご存知の通り、スペインはタパスで有名です。タパスは、特定のプレートを注文するのではなく、少量の食べ物を頼んでドリンクを一緒に楽しむ、時間を問わない食文化です。タパスの種類はかなり多いので、代表的なものをピックアップしてご紹介します。
1)パエリア PAELLA:スペイン料理の中で最も有名なパエリア。シーフードが好きならシーフードパエリア、肉や魚介類の両方が好きならミックスパエリア、ちょっと違ったパエリアを試してみたい場合はイカ墨パエリアをお勧めします。パエリアは通常2人前から注文が可能です、レストランだと1人前で注文が可能なところもあります。
2)ハモン JAMON:スペインを旅行してみると、ローカルな市場においてはもちろん、スーパーマーケットでも巨大な豚足がかかっているのを見ることができます。スペインは、世界で最も多くの乾燥ハムを生産している国であり、イベリア黒豚で作ったハモンが最も有名です。 EU加盟国内では飛行機にハムを持ち込んでも問題ありませんが、日本では生ハムを持って帰ると没収されたり税金がかかることもあるので気をつけてください。市場で購入することができ、タパスバーなどで注文して食べるのがベストです。
3)スパニッシュオムレツTORTILLA ESPANOLA:スペインのトルティーヤとも呼ばれる食べ物。通常のオムレツよりも少し重く分厚い感じです。卵、トマト、タマネギが主な材料で、軽く食べたいときには玉ねぎを抜いて注文するのもありです。朝食にぴったりな料理です。
4)パタタスブラバス PATATAS BRAVAS:最も一般的なタパスの一つであるパタタスブラバス。パターを乗せたジャガイモという意味で、フライドポテトの上に、さまざまなソースがトッピングとして選べる料理である。
5)プルポ PULPO:茹でたタコにオリーブオイル、海の塩、スペインパプリカで味付けをした料理。タコの下には、通常、マッシュドポテトがベースとなっています。柔らかいながらも噛み応えの良さが一品です。
6)ガンバス・アル・アヒージョ GAMBAS AL AJILLO:日本人も大好きなアヒージョ。オリーブオイル、ニンニクフレークと一緒に新鮮なエビを調理した料理で、美味しくないわけがありません。
7)チュロス CHURROS:スペインの若者たちが大好きな食べ物チュロス。チュロスだけを食べて楽しんでもいいし、中にジャムやソースで満たされたチュロス、あるいは温かいチョコレートチュロスを食べてもいい。チュロスのお店と言う意味のナチュレリアXurreriaを見たら一度試してみよう。
8)パン・コン・トマテ PAN CON TOMATE:スペインのレストランで簡単に見ることができる前菜、パン・コン・トマテ。サクサクパンの上に半分に切ったニンニクをこすり、その上にトマトのすり身や半分に切ったトマトをこすって作られるというシンプルなもの。オリーブオイルと塩もとても合います。出来上がったものが出てくる場合と、材料が出て来てその場で作る場合があります。
9)クレマカタラーナ CREMA CATALANA:バルセロナに訪れるならクレマカタラナを食べないわけには帰れません。フランスのクレームブリュレと似ていて見た目では区別が難しいですが、クレームブリュレは、通常、温かく食べるものであるのに対し、クレマカタラナは冷たい状態で食べるのが特徴です。レモン、シナモンなどで作られておりクレームブリュレよりも粗さが残りますが、カタルーニャの家庭の味です。通常のレストランのデザートメニュー、カフェのデザートメニューで見つけることができます。
10)シャングリア SANGRIA:スペインで最も有名なお酒はといえばやっぱりシャングリアです。赤ワインに甘い果実の香りが加わって、お酒を普段あまり飲まない人も気軽に飲めるような爽やかで甘い味わいです。赤ワインだけでなく、白ワイン、ロゼワインなど、様々なワインをベースにしたシャングリアもあります。
11)カバ CAVA:赤ワインを飲まない人は、カバを試してみてください。スペインのシャンパンで、軽くて清涼感のあるワインです。
スペインは交通費が他のヨーロッパ諸国に比べて安価な方です。スペイン旅行の際には大都市のみ回る場合は、交通機関が整っているので予算を抑えることができます。
より長期の旅行をする場合にはレンフェ(Renfe)スペインパスが便利です。列車だけでなく入場料の割引など様々含まれています。夜行列車は含まれていないません。また、購入者本人のみが利用可能で、1か月以内で4、5、8、10回券に分かれています。発行日から6ヶ月間有効です。また座席はパスがあっても事前に予約しなければなりません。
1)スペインの都市間の移動方法
列車:スペインの代表的な交通手段であるレンフェ(Renfe)は、スペイン公営鉄道企業です。主要都市はもちろん、周辺都市にも短い時間で移動することができます。夜行列車の利用時には寝台も用意されています。当日チケットか、オンラインでの予約が可能ですが、ウェブサイトのエラーが多いことで有名なので気をつけてください。当日チケットを買うこともできます。ヨーロッパの他の列車同様、レンフェ利用時にはチケットのチェックの巡回が来るので、パスポートとチケットは必ず所持していなければなりません。 http://www.renfe.com/
バス:アルサ(Alsa)は、スペインの最大のバス会社です。電車で行けない地域があればバスを確認しましょう。現場で購入したり、インターネットで事前に予約することができます。 https://www.alsa.com/en/web/bus/home
2)バルセロナ交通
バルセロナの主要な交通手段はメトロとバスです。メトロは頻繁に運行しており、平日は毎日午前5時から深夜まで、金曜日には午前2時まで、土曜日は24時間運行されており便利です。バスの路線は非常に多く、どこにでも簡単に行くことができ、夜間バスもあります。バルセロナでメトロを利用する場合には、エリアやゾーンに分かれていますが、ほとんどの観光地は、1区(Zone 1)に属しています。
T-10チケット:バルセロナ市内交通に最もおすすめなのがT-10。 T-10チケットは一枚のチケットで10回使用可能で、75分以内に3回まで乗り換えができます。チケットは地下鉄改札口や、バスそれぞれの交通機関で通すことを忘れないようにして下さい。チケットの裏に使用した日時と、残りの使用回数が自動的に記録されているので参考にしてください。
バルセロナカード:公共交通機関を多く利用する予定のある人には、バルセロナカードをおすすめします。 2日券から5日券まで種類があり、その期間内に無制限に公共交通機関を利用することができます。初めて開始したタイミングでカウントが始まり、日ではなく24時間、48時間などの時間で計算されます。地下鉄、バス、都市内鉄道、ケーブルカー、トラム、ローカル電車など様々な交通機関で利用することができます。また、バルセロナ空港と市内間の列車も利用可能である。オンラインで事前に購入すると、メールで引換券が送られてきます。その引換券を持ってバルセロナの地下鉄駅に行くと、バルセロナカードに交換することができます。
(オンラインの購入リンク:https://www.holabarcelona.com/tickets/hola-bcn-barcelona-travel-card)
バルセロナ空港から市内への移動する方法
空港バス:バルセロナ空港ターミナル1から5〜10分間隔、ターミナル2では10〜20分ごとに運行しています。Wifiも使うことができ、バルセロナ観光の中心であるカタルーニャ広場で下車なので便利です。片道5.9ユーロ、往復10.2ユーロ。往復チケット購入する場合は有効期間が15日なので注意してください。
列車:ターミナル2を利用の場合はレンフェまたはT-10を利用することができます。ターミナル1から降車時には、空港内の無料シャトルバスに乗ってターミナル2に移動して列車のプラットフォームに行ってください。ターミナル1からターミナル2のシャトルバスでは、T2-B駅で下車です。ターミナル2からRENFEに向かう表示に沿って進めば、プラットフォームに到着します。サンツ(Sants)駅、グラシア(Passeig de Gracia)通りで降りることができ、20〜30分程度かかります。
46番線のバス:移動手段のコストを抑えたいのであれば、片道2.15ユーロ、あるいはT-10チケットも利用可能です。ターミナル1から出発して、ターミナル2経由でスペイン広場へ向かいます。
3)マドリードの交通
マドリードの主要な交通手段はメトロ、バス、トラムです。 1回券と10回券のチケットがあり、10回券だと割引になっているのでお得です。
メトロは区間が分かれていて、区間ごとにメトロチケットも様々なタイプがありますがほとんどはゾーンAでカバーできます。マドリードのメトロは250以上の駅と12の路線があり、やや複雑なので、あらかじめ駅名などを把握しておくようにしましょう。地下鉄やバス乗車時には自分で機会にチケットを通すことを忘れないようにして下さい。
バスは路線図が多くありますが、バス番号の前にNが付いているバスは夜行バスであることを意味します。地下鉄同様に回券または10回券で利用可能です。
1日券:公共交通機関を多く利用する予定であれば、1-3日券チケットも購入できます。 1日券は8.4ユーロです。
マドリードカード:マドリードの公共交通機関だけでなく、シティツアーバス、美術館、博物館の入場チケットまで様々なサービスを含むカードがあります。 24時間、48時間、72時間券に分けられ、24時間あたり47ユーロと安くはないチケットなので必ず行きたい観光地の入場券などの料金を事前に計算してみてから、購入するようにしましょう。
マドリード空港から市内への移動する方法
空港バス:年中無休24時間運行する空港バス。ターミナル3を除くすべてのターミナルに停車しマドリードの主要な観光地に近いアト(Atocha)駅、シベーレス(Cybele Square)広場で下車することができます。 15-20分間隔で運行され、深夜は、運行本数が少なくなります。市内まで30分ほどかかり、料金は5ユーロです。
列車:ターミナル4から乗車することができ、片道2.6ユーロ、往復5.2ユーロで利用することができます。30分毎に運転していて、ターミナル間のシャトルバスは頻繁には来ないので時刻表を確認しましょう。市内中心部までおよそ30分ほどかかります。
メトロ:到着ターミナルからMETROと書かれているサインに沿って行くとメトロに乗ることができます。メトロ搭乗前の機械でチケットを購入し、1回券または10回券を購入してください。注意すべき点は、レンフェ列車のCercaniasラインを使う場合は乗り換えの際にもう一枚チケットが必要です。他の路線に乗り換えなければいけない場合以外は地下鉄はとても便利です。
学生の場合は、国際学生証を事前に準備するようにしましょう。スペインは、学生割引が多い国なので、入場券を購入する際には必ず国際学生証を先に提示し、学生割引があることを確認します。日本語の学生証の場合、適用できない場合がありますので、国際学生証を準備しなければなりません。
スペインは観光として有名な国であると同時に、ユニークな建築物や博物館が多しく、入場料が比較的高めです。入場料で旅費のかなりの部分をでめることになります。シティパスの種類は多くはなく、ピカソ美術館などの6か所が含まれるバルセロナミュージアムパスやマドリードカードがありますが、その他は個別で購入する必要があります。
マドリードカードの場合、マドリード市内の公共交通機関だけでなく、シティツアーバス、美術館、博物館など様々な場所で使用することができ、24時間-72時間などの旅行期間に合わせて購入することができます。 24時間あたり47ユーロと安くはないので、訪問する場所の入場料と交通費を計算して比較した上で購入しましょう。
各観光地の入場チケットの場合、現場で購入できますが、主な観光地は長い列に並ぶ可能性も高いので、オンラインでチケットで事前に購入することをおすすめします。また、当日券とオンライン前売り券の価格が異なる場合が多いですが、オンラインで前売りチケットを選んだ場合、50セントから3ユーロほど安くなることが多いので、あらかじめ旅程を計画してチケットを購入するようにしましょう。
スペインではユーロを使用するので、ヨーロッパ旅行を計画している人にとってはとても楽です。両替の際はショップで両替すると手数料で高く取られることも多いので、ATMで引き出すのもおすすめです。
スペインのお土産
1)エスパデューシューズ ESPADRILLES:夏のファッションに欠かせないファッションアイテム、エスパデューシューズ。スペインには職人が自らの手で作るエスパデュー工房が多くあります。スペインで最も古いエスパデュー店はマドリードのCasa Hernanzで、1840年から創業という長い歴史を持ちます。バルセロナで有名なのはLa Manual Alpargatera。
2)ハモン JAMON:スペインを旅行してみると、ローカルな市場においてはもちろん、スーパーマーケットでも巨大な豚足がかかっているのを見ることができます。スペインは、世界で最も多くの乾燥ハムを生産している国であり、イベリア黒豚で作ったハモンが最も有名です。 EU加盟国内では飛行機にハムを持ち込んでも問題ありませんが、日本では生ハムを持って帰ると没収されたり税金がかかることもあるので気をつけてください。市場で購入することができ、タパスバーなどで注文して食べるのがベストです。
3)シャングリア SANGRIA:赤ワインに環境に優しいチハムが加わった、スペインの代表アルコール、シャングリア。がたがたしてさわやかな味が魅力的だ。
4)カバー CAVA:スペインの代表的なシャンパンのように気軽に楽しめるアルコール。炭酸入りで、ワインを飲めない人も、試してみる価値ありです。
5)オリーブオイル OLIVE OIL:最高の品質とされる、スペインのオリーブオイル。スペインのオリーブオイルは、3000年以上の歴史を誇り、アンダルシア地方で一番最初に生産し始め、スペイン全土に広がりました。スペインの乾燥した気候がオリーブを栽培しやすい環境を与えてくれています。一般的なオリーブオイルからトリュフまであり、オリーブを使った化粧品や食品などさまざまなお土産があります。
6)ハニーカモミールティー HONEY CAMOMILE TEA:非常に手頃な価格で購入できるハニーカモミールティー(Manzanilla con Miel)。スーパーでは様々な種類が見つかるのでおすすめです。Hornimansのものが最も人気です。
7)パエリアキット PAELLA KIT:スペインの代表料理、パエリアを家でも簡単に食べることができるパエリアキット。パエリア鍋まで一緒についている場合もあり、パエリア米やソースは別に販売しているものなど様々です。
8)ツロン TURRON:スペインの代表的なおやつ、ツロン。スペインの各地域ごとに異なるレシピがあります。蜂蜜、卵、砂糖、ナッツなどで作られたおやつで、甘い味が魅力的です。種類も味も多様であり、硬いものから柔らかいものまで食感も様々。
9)手作り石鹸:バルセロナに訪問すると手作り石鹸を生産しているSabater Hnosを訪れてみましょう。世界で5つの支店があり、様々な香りと形状の石鹸を販売しています。にきび用、アトピー用など肌のタイプに応じて分かれているものもあります。
10)サッカー記念品:サッカーで有名なスペインだけあって、レアルマドリードやFCバルセロナのユニフォームはお土産として欠かせません。市内のあちこちでお土産を売っているところをたくさん発見することができ、ボールペン、キーリングなどの小物から制服、バッグ、ジャケットなどのお土産まで様々選ぶことができます。
11)ファッションアイテム:Camper, Mango, Zara, Desigual and Massimo Duttiなどスペイン発のファッションブランドは多くあります。より手頃な価格でスペインのショッピングを楽しみましょう。
私たちがよく知っているMangoからZara, Desigual, Massimo Duttiまで様々なブランドの起源であるスペインはショッピング天国と呼ばれる。
スペインでは以前適用されていた購入額90.16ユーロ以上という規定がなくなり、EU加盟国の居住者ではなければ購入額にかかわらず免税が適用されます。購入日から3ヶ月以内に出国している必要があります。
また、スペインでは同じブランドの製品であれば、日程や購入した都市が違っても合算が可能な場合があります。
店頭で免税書類を受け取った後、電子メール、郵便番号、携帯電話番号などの情報を書き込みましょう。空港での手続きをスムーズに済ませるために事前に書き込みをしておくのがおすすめです。
スペインが旅行の最後の目的地である場合には、スペインの空港で免税の還付を受けることになります。スペインの後にも旅行を続ける時には最終的にシェンゲンの国から出国する際に免税を申請します。
スペインには代表的な二つの免税代理店があり、グローバルブルーとグローバルエクスチェンジがあります。免税書類に該当する代理店が書かれているので、適切な代理店のカウンターで免税書類を処理して下さい。カウンターが1つの場合は、ます免税処理をした後、確認済の書類を適切な代理店のメールボックスに入れることで完了します。
払い戻しは、カードや現金で受け取ることができ営業時間内であれば訪問時に現金で、営業時間外は免税書類をポストに入れ、カードでの払い戻しになります。
スペインは特別チップ文化が存在しません。領収書には既にサービス料金が含まれていますが、地元の人は、少しのチップを残すこともあります。高級なレストランではチップを出すことがスペインに限らず多くあります。レストランで支払いの際には、他のヨーロッパの旅行者のようにお勘定をお願いして現金またはカードで決済するかを伝えます。
スペインの地域問題は非常に鋭敏で重要です。しばらく滞在する旅行者もスペイン人の国民性や、地域の対立を理解していなければ失礼なことや発言になってしまうこともあるかもしれません。バルセロナに属するカタルーニャの独立運動は現在でも非常に活発です。カタルーニャ地域出身の人々は自らをカタラン(Catalan)だと紹介するほど、スペインという国の一部としては考えておらず、言語もスペイン語ではなく、フランス語に近いカタルーニャ語を話します。特にサッカーの試合などではそういった地域的な感情が強く出やすいものです。世界中の多くのサッカーファンたちがバルセロナ、マドリードなどでサッカーユニフォームを購入し、この地域感情を理解しないままに、バルセロナ旅行中にマドリードサッカーユニフォームを着るなら、予期せぬ反感を買うかもしれません。
地中海沿岸の暑い国でよく見られる昼寝の時間であり、休憩時間のシエスタ(Siesta)。ショップ、レストランからスーパー、大聖堂、主要な観光地までも営業をしないことがあります。シエスタは店ごとに異なりますので旅行を計画するときにシエスタの時間を事前に確認してみましょう。
スペイン人は、通常、夕方の8時くらいから晩御飯を食べ始めます。そのためか、ガラガラだったレストランが8時前後になるといっぱいになります。地元でも人気が高いレストランで夕食を食べる予定であれば、8時前に訪問して待ち時間を避けることをオススメします。
スペインの食糧は塩辛いことで有名です。「塩は抜いてください」を意味する「シーン、サル、ポル、ファヴォール」(sin sal por favor)の表現を覚えていきしょう。
また、スペインのランチタイムでは、コースメニューをより手頃な価格で楽しむことができます。メニュー・デル・ディア(Menu del Dia)と書かれているのは、今日のメニューを意味し、前菜、メインディッシュ、デザートのコース料理です。少ない予算でたくさん食べられる、メニュー・デル・ディアを利用しましょう。
スペインの大都市の大聖堂にはカテドラル(Cathedrale)とアルカサル(Alcazar)があります。カトリック教会が多く、各都市ごとに1つずつ存在している大聖堂がカテドラル。アルカサルはアラビア語で城、要塞という意味で、通常、街全体を眺望できる高台に位置しており、見通しが良いことで有名です。旅行の際はこうした文化背景や法律、その国の慣習などを事前にある程度理解した上で行く方が、時間を効率よく使って楽しむことができるものです。また、旅程全てが決まっているツアーガイドはあまりおすすめしていませんが、美術館など自分の詳しくない場所では、オーディオガイドなどを有効活用するとより深い理解ができるのでおススメです。