素晴らしい文化と豊かな歴史で知られるパリ。太陽が降り注ぐセーヌ川や魅力的なカフェのテラス席で日光浴をする人々で賑わう夏は、1年の中でも最も美しい季節の一つ。フランス人は1か月以上の休暇を取ることで知られています。夏にパリっ子たちが街を離れるこの時期は、周囲の景色を眺めながら、珍しく人けのない通りや楽しい屋外カフェを鑑賞するのにベストな時期です。気候も穏やかで日が長いため、市内のさまざまな公園や屋外スペースで朝から深夜までさまざまなイベントやお祭りを楽しむことができます。では、そんな素敵な夏にパリ旅行するなら、何をしよう? この記事では、パリの夏を堪能できる過ごし方をTOP10をまとめました。早速見ていきましょう。
夏休み中は、パリの観光シーズンのピーク時期。気温は高く、特に8月には気温が38℃以上にまで上昇することがあります。一年の中で最も晴れの日が多いですが、急に雨が降ったり気温がさがることも。常に折り畳み傘を持っておくのがおすすめです。暑い季節には、もちろん夏の装いがぴったり。パリジェンヌは、明るい色や柄の、ゆったりとした軽いサマードレスをよく着ています。ただし、教会や特定の美術館を訪れる場合は、ショートパンツだと入場できないこともあるので注意が必要です。 ただし、寒いときには15度くらいまで気温が下がることもあるので、カーディガンなどもお忘れなく。
パリの夏はかなり日差しが強いので、強力な日焼け止め(SPF50)もマスト。現地パリの薬局でも簡単に見つけることができます。日に当たったなと感じた時には、温泉水のミストスプレーがおすすめです。太陽で火照った肌をスッと鎮めてくれます。最後になりましたが、気候変動により、フランスでは夏になると蚊が増えています。常に虫よけスプレーも忘れずに付けて出かけましょう。 日焼け止めや虫よけスプレーを現地で買いたい場合は、モンジュ薬局(Parapharmace Monge)で見つけることができます (くわしくはここをクリック)。
海のないパリでも、街の中心部のビーチでくつろげることをご存知ですか? パリプラージュは、パリ市が毎年7月から8月に、セーヌ川のほとりで開催しているイベントです。市庁舎前のリヴ ド セーヌ公園以外にも、パリ北東部のロワール川岸、セーヌ川岸、バッサン ドゥ ラ ヴィレットで、パリの期間限定ビーチを楽しむこともできます。パリプラージュでは、川岸に砂浜、パラソル、サンベッド、ヤシの木が並び、カヌーなどのスポーツアクティビティや軽食や飲み物の屋台を楽しめます。セーヌ川に浮かぶジョセフィーヌ ベイカー スイミング プールでは、屋外水泳を満喫することもできます。街から離れることなくバカンス気分に浸るのにぴったりです。
夏のセーヌ川は美しいだけでなく、避暑地としても知られる必見スポット。この期間中、川沿いに多くの期間限定バーがオープンします。それだけでなく、若いパリジャンがバーに行かずに、気軽にビールやワインを買って川沿いでくつろぐ姿もよく見かけます。特にHotel OFFというホテルは、セーヌ川の景色を楽しみながら、インスタグラム用の素晴らしい写真を撮影できるユニークな場所です。セーヌ川に浮かぶこのホテルは、非日常的な体験をお探しの方にぴったり。ここに宿泊しなくても、中にあるバーを利用することもできます。パリの隠れ家的必見スポットです。
夏になるとパリはフェスティバルの中心地に。6月中旬から8月末にかけて、大規模な野外音楽フェスティバルが開催され、多くの音楽愛好家がパリに集まります。今年6月21日のフェットドゥラミュージックから始まり、パリ・ジャズ・フェスティバル、ロック・アン・セーヌ・ロック・フェスティバル、フランス最大のエレクトロニック・ミュージック・イベントであるピーコック・ソサエティ、そして世界的に有名なロラパルーザ・フェスティバルまで、夏のパリは音楽で溢れています。ギャラリー・ラファイエットも、フレンチ タッチイベントの一環として、7月初旬にエッフェル塔を望む屋上で音楽祭を開催します。
フランスは、最初の商業映画を製作したリュミエール兄弟の本拠地でもあり、映画の歴史が深い国の一つ。夏に開催されるラ・ヴィレットの野外映画祭は、パリジャンの間で大人気のイベントです。毎年夏には20本以上の映画が屋外で上映されます。星空を背景に芝生やアウトドアチェアに座りながら、コメディからロマンス、サスペンスまでさまざまなジャンルの映画を楽しむことができます。
世界のファッションの中心地であるパリでは、夏が最高のショッピング シーズン。「Les Soldes」として知られるフランスの夏のセールは、通常6月下旬から8月下旬までの5週間以上にわたって開催されます。買い物客は、標準価格から30~70%の割引を利用できます。この時期は、ファストファッションの人気店、有名なパリのブランド、さらには高級ブランドが、一年で最も大規模なセールを展開する時期で、絶対に見逃せない一大イベントです。さらに興味深いのは、夏のセール期間中に割引が段階的に行われることです。最初の週は約30%オフで始まり、途中で約60%まで上昇し、8月末までに最大80%に達します。
デパート訪問時に O'Bon Paris クーポンを使用すると、ラヴァレヴィラージュでは 無料スイーツ券や追加割引、ギャラリーラファイエットではディプティックのキャンドルやロクシタンの化粧品セット、VIPラウンジへのアクセス
などの特典を利用できます。
フランス革命建国記念日は、1789年7月14日のバスティーユ襲撃という重要な出来事を記念した日。この歴史上極めて重要な瞬間は、フランスが今日の民主共和国に発展する上で重要な役割を果たしました。毎年、フランスの祝日である7月14日には、パリ市民がシャンゼリゼ通りで行われるヨーロッパ最古の軍事パレードを鑑賞するために集まります。フランス大統領も出席するこの盛大なパレードは、凱旋門から始まりコンコルド広場まで続きます。このパレードでは、観客は参加する兵士や戦車や戦闘機などの軍事装備品によるフランスの軍事力を見学することができます。特に、夜のエッフェル塔での壮大な花火は感動もの。一度見ると忘れられない思い出となること間違いなしです。
パリの夏は、夏のシーズンだけ期間限定でオープンされるルーフトップバーやレストランも見逃せないポイント。冬の間は通常閉鎖されている屋上が再開され、活気が増します。若いパリジャンの間で大注目されている今ホットなスポットです。中でもおすすめしたいのは、ギャラリー・ラファイエットの屋上にある「クレアチュールCréatures」。エッフェル塔の息を呑むような景色を眺めながらの食事は、ただただ最高。トレンディなベジタリアンレストランで、フランスの新鮮な食材を使ったヘルシーな料理も魅力的です。おいしいカクテルと手頃な価格の食事が楽しめて、パリに来たらぜひ訪れたいお店です。
パリ周辺には日帰り旅行にぴったりの場所がたくさんあります。しかし、他の季節には、天気が大きく変わり、雨が降りやすくなるため、夏こそがこれらの街を楽しむベストシーズンです。夏には、特に6月と7月にたくさんの花が咲くジヴェルニーのモネの庭園を楽しむことができます。公園が好きなら、4月から10月までのみ開催される噴水ショーやミュージカルガーデン「グラン ゾー ミュージカル」を発見する機会になるかもしれません。夏期には、ミュージカル ファウンテンズショーが毎週末、ミュージカルガーデンズが火曜日から金曜日まで、ファウンテンズナイトショーが毎週土曜日の夜と、7月14日の金曜日と8月15日の火曜日に開催されます。新鮮な空気が恋しくなったら、海辺に1~2日逃げてみましょう。エトルタ、オンフルール、ドーヴィルなどの場所は、海水浴や夕日を楽しむのに日帰り旅行で行きやすい街です。パリ近郊の観光スポットについてもっと知りたい場合は、こちらの記事をチェックしてください。
パリはペタンク(プロヴァンスで発明された)の発祥の地ではありませんが、夏になると、アレーヌ ド ルテスなどのパリの公園でペタンクを楽しむ多くの人を見かけます。ペタンクは、2つの敵対するチームによって行われる屋外ゲームで、ブール(オレンジの金属球)をコションネット(ピンポン球ほどの大きさの小さな木の球)にできるだけ近づけるように投げるゲーム。遊ぶ分には簡単ですが、マスターするのは難しいもの。また、あらゆる世代が参加できる一種の交流会でもあります。
フランスは長年にわたり農業大国として知られています。フランスは、古くから恵まれた気候で、広大な国土を基盤とした農業システムを確立し、欧州に大量の農産物を供給してきました。そのため、フランスの旬のフルーツはとても安くて美味しいのが特徴的。近くのマルシェや果物屋さんに立ち寄って、夏のフルーツを味わってみてはいかがでしょうか?夏の果物はたくさんありますが、強いて挙げるなら桃、特にネクタリンがおすすめです。アジアやアメリカではなかなか見られない品種で、すっきりとした甘さとなめらかな食感は絶品です。フランスの夏にはメロンもおすすめです。メロンにジャンボン(ハム)を買って合わせると、それだけでお洒落な前菜ができあがり。フランス人が夏によく楽しむ人気のワインのお供です。
パティスリーの国フランスには、種類豊富なアイスクリームがあり、どれも絶品。スーパーで売られているアイスクリームではなく、アイスクリーム専門店の味を試してみるのがおすすめです。パリでしか味わえないアイスクリームが気になる方は、 こちらの記事をクリックしてください。パリジャンの口コミで話題のおすすめアイスクリームショップのリストをまとめました。
セーヌ川クルーズは年間を通じて地元の人々にも観光客にも人気ですが、夏には特別な魅力があります。7月から8月のパリの気温は16~25度の間で推移するため、バトームーシュのオープンデッキからノートルダム大聖堂、エッフェル塔、ルーブル美術館などのパリの象徴的なランドマークを楽しむことができます。水上からのユニークな眺め、特に夕焼け空を背景にした景色は、「光の都」パリを忘れられないロマンチックな色合いに染め上げます。パリでクルーズ船を安く利用する方法を知りたい方は、こちらの記事をクリックしてください。