マルタ共和国の首都、ヴァレッタはユネスコ世界文化遺産に満ちた街。バロック建築、広場、モニュメント、庭園、博物館など美しく壮大なスポットが点在していますが、歩いて見て回れるほどコンパクトな街でもあります。バレッタは文化的、歴史的名所がある人気観光地なのでレストラン、カフェ、バー、お土産ショップなど、様々なエンターテイメントが楽しめます。では、バレッタに来たら見逃せないおすすめスポットを見ていきましょう!!
バスでバレッタに入る直前に見えてくるのがトリトンの噴水。この噴水は、3人のトリトンが円盤を支えている形です。トリトンとは古代ギリシャ神話に登場するキャラクターで、海のシンボルとされています。この噴水はマルタの彫刻家Vincent Apapによってデザインされ、街の入り口すぐの広場の中央に位置しています。4年の歳月をかけて完成させられたこの噴水は現在ではバレッタのランドマークとなっています。街に入ってくる観光客はこの噴水の美しさとダイナミックさからバレッタ観光をスタートさせます。夜にはライトアップされ、さらにロマンチックな姿を見ることができます。
住所: Vjal Nelson, Il-Belt Valletta, Malta
営業時間: 月-日24時間
料金: 無料
トリトンの噴水のすぐ隣に位置するこのゲートはバレッタに入るすべての人が通る場所です。1551年、マルタがオスマン帝国によって侵攻されたことから、バレッタの街の周りに要塞を築くことになりました。このことから要塞都市となり、そのゲートこそがこのシティーゲートです。バレッタシティゲートは5回の再建を経て完成された、当初は、イタリアの有名な建築家であるFrancesco Laparelliによって設計され、最後の5回目の2011年はRenzo Pianoによって再建を再開し、2014年に完成しました。
住所: Valletta, Malta
営業時間: 月-日24時間
料金: 無料
シティゲートを通過した後、モダンにデザインされた四角い建物が見えてきます。マルタの国会議事堂で、ロイヤル・オペラ・ハウスの隣に位置しています。建物は、モダンでありながらもマルタ独特の温かみのある石造りで感心してしまいます。国会の内部は一般開放はされていませんが、外から写真を撮ることができ、観光客の人気フォトスポットとしても知られています。国会議事堂の左側には、ロイヤルオペラハウスがありバレッタで最も美しい建築物の一つです。しかし、残念ながら第二次世界大戦時、1942年の爆撃で崩壊し、再建後2013年にPjazza Teatru Rjalという名前で再びオペラ劇場として使われるようになりました。
住所: i-, Ordinance, Il-Belt Valletta, Malta
営業時間: 外観 月-日 24時間/ 内部見学不可
料金: 無料
マルタの首相官邸であるAuberge de Castilleはバレッタで現存する最も美しいバロック様式の建物として知られています。最初にすることができかかわら私マニエリスト様式で建てられましたが、Domenico Cachiaによって1740年バロック様式で再建されました。1798年にフランスの植民地時代、フランス軍の本部として使われ、1805年にイギリスに支配下となった時にはイギリス軍の本部として、イギリスの将校たちの住居となりました。それだけでなく、マルタ、リビア、キプロス軍の本部としても使われた歴史があります。1972年にマルタの首相官邸とされて以来、現在まで使用されています。バレッタの一番高い場所に位置しており、アッパーバラカガーデンに近く、グランドハーバーの素晴らしい絶景も見ることができます。内部は見学不可能なのでご注意を。
住所: Merchants St, Valletta, Malta
営業時間: 外観 月-日 24時間 / 内部見学不可
料金: 無料
アッパーバラカガーデンは、のんびりとマルタのパノラマビューを楽しむのにぴったりな場所で、観光客だけでなく、地元の人々にも人気です。首相官邸の隣にあり、噴水、木、花、モニュメントなどに囲まれた庭園は、テラスや展望台もあり、グランドハーバーの最も美しい景色を見ることができます。アーチ型のテラスは、イタリア建築家Flaminio Balbianoによって個人の庭や運動場として1661年に建設されましたが、1824年一般に公開され、美しい庭園を誰でも楽しめるようになりました。しかし、第二次世界大戦時、庭園も大きな損傷を受け、長い年月をかけて改修工事がなされました。復元されたアッパーバラカガーデンは、現在ではマルタの最高の夕日を見ることができる特別な場所です。
住所: 292 Triq Sant' Orsla, Il-Belt Valletta, Malta
営業時間: 月-日 7:00-22:00
料金: 無料
聖ヨハネ大聖堂はバレッタに位置しており、美しい大聖堂や宗教画が好きな方にはとてもおすすめ。ローマカトリック大聖堂で聖ヨハネの指揮の下1572年に施工し1577年に完成しました。バレッタの多くの建物を設計したマルタの建築家Girolamo Cassarが設計し、17世紀以降、内部のインテリアはバロック様式のアーティストたちとMattia Pretiによって改装され、ヨーロッパで現存するバロック様式の建物の代表的となりました。
住所: Triq San Gwann, Il-Belt Valletta, Malta
営業時間: 月-金 09:30-16:30 (最終入場 16:00) / 土 09:30-12:30 (最終入場12:00)/ 日曜祝日休館
料金: 大人 10€/ 学生7.50€ / 12歳以下無料
聖ジョージ広場はバレッタの中心部に位置しており、美しい街、レストラン、バー、カフェに囲まれています。聖ジョージ広場でゆったり座って休憩しながら、人々が行き交う街の雰囲気を眺めるのもおすすめの楽しみ方。広場の向かい側には、世界で最も多くの歴史的な武器が保管された宮殿の兵器庫があります。
住所: Republic St, Valletta, Malta
営業時間: 月-日 24時間
料金: 無料
セントジョージ広場の隣にビクトリア女王像とマルタの国立図書館があるリパブリック広場があります。もともとこの広場はPiazza TesoreriaまたはPiazza dei Cavallieriと呼ばれましたが、19世紀のビクトリア女王像を設置した後、正式名称であるリパブリック広場よりQueen's SquareまたはPiazza Reginaと呼ばれるようになりました。リパブリック広場は、ポーランド系、イタリアの建築家であるStefano Ittarによって1796年に完成させられました。ここから徒歩2分の場所には聖ヨハネ大聖堂があり、さらに進むとショッピングができるアーケードもあり、アクセスが最高です。
住所: Republic Square, Valletta, Malta
営業時間: 月-日 24時間
料金: 無料
アッパーバラカガーデンから遠くないところに、別の絶景を誇るロウワーバラッカガーデンがあります。ここでは、Fort Ricasoli、Bighi Palace、Fort St. Angeloやビーチを見ることができます。庭園の中には1810年に建てられたアレキサンダーボール卿記念碑があります。アレンサンダーボール卿は1798年にフランスに対抗する蜂起を導いたマルタの最初のイギリス人の指導者であり、外交官であり政治家です。庭園のアーチ型の入り口とテラスで記念碑を見ることができます。
住所: Quarry Wharf, Valletta, Malta
営業時間: 月-日 8:00-21:00
料金: 無料
St. Christopher's Bastionの下に位置する追悼の碑は、第二次世界大戦で亡くなったマルタの人々を称えるために作られました。マルタは第2次世界大戦時、イタリアから爆撃を受け多くの建物が崩壊し、最も激しい爆撃を受けた国でした。犠牲になった7000人以上の軍人と民間人を称え追悼の碑が建てられています。
住所: 32 Lvant, Il-Belt Valletta, Malta
営業時間: 月-日 24時間
料金: 無料
ビクトリアゲートはバレッタで最も古いゲート。第二次世界大戦時に崩壊することなく残ったビクトリア様式のバレッタで最も美しいゲートです。もともとのビクトリアゲートは16世紀末に建てられ、300年の間にゲートとして多くの人々との物流の通り道として再構築されました。マルタの大理石で建てられ、マルタの紋章が施されたゲートの最も上にはイギリスの象徴の彫刻が置かれています。ビクトリアゲートはアッパーバラカガーデンとロワー・バラカガーデンの間に位置しています。
住所: Victoria Gate, Valletta, Malta
営業時間: 月-日 24時間
料金: 無料
著者 Yuka Ishihara
撮影 Aphinya Kasemsukphaisan